サムネ_

「知らない人んち」#3noteクリエイター台本

お疲れ様です。「知らない人んち」演出・Pの太田です。#3のクリエイター台本を添付いたします。最終話の参考にどうぞご覧ください!最終回のアイデア、本当に、本当に、心の底から募集しております!


     「知らないひとんち」第3話(決定稿) 

1. 和室
   
ジェミ、きいろに耳打ちし、
きいろ、隠しカメラに近づいていってオフにする。
きいろ「うまくいってます?」
ジェミ「……うん、バレてない」
きいろMO「そう、私はすべてを聞いていた」

2. 公園前?外・回想

きいろ、待っているとジェミがやってくる。
ジェミ「きいろ、久しぶり……」
きいろ「……すみません……やっぱり思い出せません」
ジェミ「そう……」
きいろ「……」
ジェミ「あそこ出てから、・・・どう? 幸せだった?」
と、きいろ、うつむいた顔。
きいろ「……メールで言ってたあれ、本当なんですか? この先に、私の育った施設があるって」
ジェミ「うん……」
きいろ「連れて行ってもらえますか!?」
ジェミ「だめ」
きいろ「……!」
きいろMO「そこで私は、アクさんたちの立てた計画を知った」
(モノローグにかぶせて)ジェミが身振り手振りで、
説明している。
ジェミ「(会話の途中から)〜〜〜を確かめようとしているの。もしあなたがそのことを覚えていたら……」
きいろ「……」
ジェミ「(きいろの顔を触り)殺しちゃうかもしれない」
きいろ「……」
ジェミ「だから今すぐ、そんなバカな考えを中止して!あの家に近づかないで!」
きいろ「……(考えて)私、行きます…」
ジェミ「なんでよ、私がどんな気持ちで連絡したと思ってんの? バレちゃ私までマズいんだよ」
きいろ「ごめんなさい……けど、どうしても見ておきたいんです。私の育った家…」
ジェミ「……わかった」
きいろ「ありがとうございます!」
ジェミ「(言葉をさえぎって)ただし!…あなたは何も知らない。今聞いた事も、私と会ったことも、あの家のことも…たとえ何かを思い出したとしても全部。それがお互いのためだから」
きいろ、うなづく。

3. もとの和室

ジェミ「もう十分でしょ。朝になったら帰んなよ」
きいろ「(何か言いかけて)」
ジェミ「アクが気づくとマズいから」
ジェミ、隠しカメラのスイッチを入れる。

4. 男子部屋


アク、キャンからココアの缶を受け取り。
ア ク「その推測が事実だとしたら、あいつは全部気付いている……」
アク、落ち着きなく、顔を触ったり、頭をかきむしっている。
キャン「アク、落ち着いついてよ! お願い!」
×    ×    ×    ×
アク、髪をクシでとかして身だしなみを整える、スプレーをかけてリラックスしているような描写。アク、深呼吸している。
再び冷静になり、
アク、PCのモニターを、きいろのユーチューブ動画から、とっさに和室のモニター画面に切り替える。
きいろ一人だけがいる。

5. 和室

きいろ、和室を眺めている。
ジェミの声のフラッシュバック
ジェミの声「施設出てから、どうだった? 幸せだった?」
きいろ「……」

6. バイト先(回想)

男性の声「何やってんだよ、使えねぇな! もういいよ。さきに休憩とれよ。ったく……」
きいろ「すみません……すみません」
×    ×    ×    ×

頓知気の声「はい、こんにちはー」
きいろ、ふりむいて
きいろ「えっ、こんにちは」
頓知気、インスタのライブをしている。頓知気、怪訝な顔をして、配信を続ける。
頓知気「頓知気さきなです。どう? 今日のコーデ……」   
きいろ、立ち去り腰をかけ。
イヤホンをつけて、動画を見ている。
きいろ、表情がゆるむ。

7. 動画の映像

えみりんを中心に嫌な女の話をしている。
画面には【嫌いなオンナの話】

えみりん「だんとつで、その女が今まで人生の中で出会った中で一番ヤバくて」
ゆきりぬ「確かにヤバいね」
えみりん「(誇張して)えっ、わたしそんなこと言ってない怖い〜〜」
きりたんぽ「ほんとにそんな人いますか〜」
えみりん「いや、マジだから」

8. もとのバイト先

きいろ、その動画を見て笑っている。しかし、表情が強張る。
     ×    ×    ×    ×
    動画。
ゆきりぬ「続いてのテーマは【ここが変だよわたしの家族】〜」
一同「いえーい!」
きりたんぽ「私の妹なんですが……」
一同「(笑う)」
と話しだしで笑う。
えみりん「きりたんの妹。めっちゃ有名だもんね」
きりたんぽ「ほんとに生意気で……」
     ×    ×    ×    ×
きいろ、寂しそうに動画を見ている。
  ×    ×    ×    ×
    動画。
一同「(笑っている)」
きりたんぽ「それうちもありますよ」
ゆきりぬ「親とのその感じって、みんな共通じゃない?」
えみりん「わかる〜〜〜、それ家族あるあるだよね」
きりたんぽ「家族あるあるね」
     ×    ×    ×    ×
きいろ、動画を切ってスマホをポケットにしまう。

9. 回想・道

きいろ、妹(前川さん)を追いかけている。
きいろ「ねぇ、もどんなよ。あやまんなよ」
妹「うるせぇな。ほっといてよ」
きいろ「お姉ちゃんは、優子のこと心配してんだよ」
妹「あ? なにそれ、私あんたのこと一度もお姉ちゃんだと思ったことないから」
きいろ「…」
妹「うちの親もさ。私が生まれるって分かってたら、あんたをもらってなかったんじゃない?」
きいろ「……」

10. 和室(回想明け)

きいろ、思いつめた顔をしている。

11. 男子部屋

ジェミが入ってくる。
ジェミ「どうしたの? 難しい顔して」
ア ク「(画面を指差し)きいろの横に誰かいた可能性がある」
ジェミ「わたしよ」
キャン「えっ……」
ア ク「……」
ジェミ「だから、それ私」
ア ク「どういうことだ!?」
ジェミ「通りかかったときに、目立つ行動して、声かけてもらうって手はずだったけど……」
×    ×    ×
   フラッシュ。
   ジェミ、穴を掘っている場面。
×    ×    ×
ジェミ「念のために、先に声かけておいたの。『うち使ってもいいわよ』って。ちょっとヤラセだけど」
ア ク「それならそうと言ってくれよ……」
キャン「でもあの子、(アクからココア缶を取り)これが辛いって言ったの。やっぱり覚えてるかもしれない」
ジェミ「なに言ってるのよ、あれだけスパイス並べて、これだしたんだから、誰だってそう思うでしょ」
キャン「そうかな……」
ジェミ「気にしすぎ。本当に何にもなかったんだから。(あくびをして)もう寝るわ」
ジェミ、部屋を出ていこうとする。
キャン「でも……」
ア ク「(切り替えて)ああ、そうだな」
キャン、アクを見て『えっ』という表情。
ア ク「俺もジェミの意見に賛成だ。俺たちは明日から。それぞれの生活を送るんだ」
アク、キャンを見てうなづいている。
ア ク「それぞれの……」
アク、意味深な表情。

時間経過。

12. 和室

きいろ、和室で寝ている。

13. 女子部屋

ベッドにもたれて眠っているジェミ。
暗い中、スマホをイジっているキャン。
キャン「…」
     ×    ×    ×    ×
フラッシュ。
竹 田「あの子はまだ小さかったし、すぐに里親が見つかって出て行ったんだから」
     ×    ×    ×    ×
フラッシュ
花瓶が割れるシーン
     ×    ×    ×    ×
キャン「明日で終わる…全部が…」

14. 洗面台前男子部屋(深夜)

アク、服を着替えている。
鏡をみながら、丁寧に髪をクシでといでいる。
うなづき、部屋を出る。
一瞬、暗室の方をちらっと見て去る。

15. 女子部屋

ジェミとキャンは眠っている。
アクが廊下を歩き、階段を降りる音が聞こえる。

16. 和室

眠っているきいろ。
ふすまが開き、アクが覗く。
ア ク「(しばらく見つめて)……行ってくるよ」
ふすまをしめるアク。
ドアを開け、外へ出ていく音がする。

17. 実景(日替わり)

明け方の町。

18. リビング

きいろ、入ってくる。
すでにジェミが起きていて。
きいろ「あ。おはようございます」
ジェミ「おはよう」
そこにキャンも来て。
キャン「おっはよー。ね、アク見なかった?」
ジェミ「部屋じゃないの?」
キャン「いないみたいなんだよね」
ジェミ「え……」
きいろ「私も見てないです」
キャン「散歩でも行ったのかな」
とソファに座り、スマホをいじりだすキャン。
ジェミ「……」
キャン「きいろちゃん、今日は何時までいられるの?」
きいろ「あ、(ジェミを気にしつつ)そろそろ失礼しようかと」
キャン「えー、もっといなよ! もう一生会えないんだから!」
きいろ「いや会えるかもしれないじゃないですか!」
キャン「冗談! でももっと一緒にいたいのは本当」
きいろ「ありがとうございます」
とキャン、再びスマホを見て
キャン「…え…?」
きいろ「…ん?」
キャン「…」
ジェミ「……どうしたの…?」
キャン「…これ…」
キャンがスマホの画面を見せ、きいろとジェミが覗き込む。
きいろ「…え…?」
それはネットのニュース記事で、竹田が都内の路上で死亡したという内容。(※キャンの捏造の可能性も残る作りで)    
きいろ「男性が死亡……これ昨日の…!」
 ×    ×    ×    ×
フラッシュ(イメージ)。
竹田が倒れているシーン。(♯2、プロ脚本家編より)
きいろN「路上で倒れてるのを発見って…」
     ×    ×    ×    ×
ジェミ「え、なんで? どういうこと? え?(など動揺)」
キャン「わかんない、どうしよ…」
きいろ「(読んで)警察は、自殺と他殺、両方の線で…他殺…?」
キャン「ねぇどうしよう?」
ジェミ「え、まってまってまって」
キャン「ねえアクは?なんでこんな時にアクいないの!?」
きいろ「…まさか…アクさんが…」
ジェミ・キャン「…!」
と、玄関ドアがノックされる。
驚く3人。
ジェミ「アクかな…?」
キャン「警察かも…」
きいろ「警察?」
キャン「だって先生はこの家のーー(と言ってきいろを気にする)」
きいろ「…」
なおもノックが続き。
ジェミ「どうする…?」
キャン「アクが戻ってくるかもしれないし…誰か残らないと…」

19. 同・玄関外

警察2人(男と女)がノックしている。
と、扉が開く。
顔を出したのは、キャン一人。
キャン「…はい…?」
警察2人、手帳を見せる。
警察1「こういう者です」
警察2、竹田の写真を見せ、
警察2「この方、ここの住人ですよね?」
キャン「…」

20. リビング〜廊下

きいろとジェミが、リビングの壁際で耳をそばだてている。
以下、キャンと警察の会話の端々が聞こえる。
警察1の声「…失礼ですが…」
キャンの声「私は…」
警察1の声「…他には…」
キャンの声「いえ、ここには私一人です」
警察2の声「…昨日の深夜…」
キャンの声「いえ、知りません!」
きいろ・ジェミ「…」
警察2の声「事情をお聞きしたいので、署までご同行願えますか?」
きいろ「…!」
きいろ、リビングから少しだけ顔を出す。
キャンが連れて行かれるところ。
キャン、扉がしまる直前、一瞬だけこちらを見る。
キャン「…」
きいろ「…」
扉が閉まる。
きいろ「…なんか、とんでもないことに…」
   と振り返ると、ジェミが戸棚?を漁っていて
きいろ「ジェミさん…?」
ジェミ「鍵がない…」
きいろ「鍵…?」
ジェミ「あの部屋の鍵がない!! きいろに…」
きいろ「…?」
ジェミ「…何がどうなってるの…」
ジェミはかなり動揺しているように見える。
きいろ「(小声で)あの、これも…?」
ジェミ「計画かって…? 先生が死んだことが? 違うから! 全然違うから!」
きいろ「…」
ジェミ「なんで? …え、わけわかんない…。なんで先生が? どういうこと?」
きいろ「…」
ジェミ「え、私たちのせいなの? 私たちがこんなことに付き合わせたからなの? え、なんでなんで、え、なんで? 先生、嘘でしょ先生…先生…」
きいろ「落ち着いて…(励ますようにジェミの肩に手を乗せる)」
ジェミ「(手を払い)あんたはいいよね覚えてないんだから!」
きいろ「!」
ジェミ「ああ違うああもう私…本当に違うの! 私すっごい先生のこと好きで、でもあんなことあったからもう突き放すしかなくて、本当は昨日ももっともっと話したかったしいっぱいいっぱい感謝もしてて、私本当に、なんでこんな全然わかんなくて…」
ついには、嗚咽で話せなくなるジェミ。
きいろ、ジェミを抱きしめ励ます。

21. どこかの道端

メールを送る、手元。

22. リビング

少しは落ち着きを取り戻したジェミ。
ジェミ「…ごめん…ひどいこと言った…」
きいろ「(ううん)お茶淹れますね…」
とキッチンへ向かうきいろ。
と、ジェミのスマホからメール受信音が鳴る。
ジェミ「!」
ジェミ、飛びつくようにスマホを手に取る。
ジェミ「(ぽつりと)アクかも…」
急いでメールを開くジェミ。
そこにはURLが記載されている。
ジェミ「…?」
URLをクリックするジェミ。
すると『2018美人すぎる店員特集』というネット記事が表示される。
ジェミ「?」
ジェミ、わけもわからぬまま画面をスクロールしていくとーー
ジェミ「!」
そこには『美しすぎる文房具販売員』として、きいろの写真が。
ジェミ「きいろ…?」
しかし、その写真の下には、『堂島佐知子さん』との名が記載されている。
ジェミ「!?」
     ×    ×    ×    ×
フラッシュ。
「どうもーユーチューバーのきいろでーす」「きいろ、逃げません」「私のきいろは本名で、苗字は真中。まんなか黄色って信号じゃんってよく」「相変わらず下手な絵ね…きいろ」(など、『きいろ』という言葉が入っているシーン)
     ×    ×    ×    ×
『堂島佐知子』の文字。
ジェミ「きいろじゃ…ない…?」
顔を上げるジェミ。
きいろがお茶を入れている。
ジェミ「…」

23. 道端

警察2人とキャンが歩いていて。
キャン「…もういいよ、このへんで」
と2人に封筒を渡す。
2人、受け取って去っていく。
キャン「…」

24. リビング

きいろが顔をあげ、ジェミと目があう。
きいろ「(微笑む)」
ジェミ「……」
                       
                        最終話へ続く      


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